子どものための歯並び矯正

診療内容

6歳~8歳の子どもの症状に注目

子どもの矯正治療は、お口の状態にもよるため個人差はあるものの、より良いタイミングで治療を開始できることが大切です。上顎の前歯が3本から4本ぐらい永久歯に生え変わる6歳~8歳ごろにお子様の歯並びが気になりましたら、まずはご相談だけでも結構ですのでお越しください。
例外として、かみ合わせが反対咬合(受け口)の症状がみられる場合は、6歳を待たずに早期治療が望ましいので、できるだけお早めにご相談ください。
6歳~8歳の子どもの歯が下記に当てはまる項目がある場合はお早めにご相談ください。
歯と歯の間に隙間がある(空隙歯列)
歯と歯の間に隙間がある(空隙歯列)
ガタガタな歯並び(叢生)
ガタガタな歯並び(叢生)
上下の前歯が空く(開咬)
上下の前歯が空く(開咬)
前歯のかみ合わせが深すぎる(過蓋咬合)
前歯のかみ合わせが深すぎる(過蓋咬合)
上下の歯列が交差している(交叉咬合)
上下の歯列が交差している(交叉咬合)
上下の歯列が交差している(交叉咬合)
上下の歯列が交差している(交叉咬合)
下あごが上あごに対して前方すぎる(下顎前突)
下あごが上あごに対して前方すぎる(下顎前突)
上顎が前方すぎる(上顎前突)
上顎が前方すぎる(上顎前突)
本来とは違った位置から生えている(異所萌出)
本来とは違った位置から生えている(異所萌出)

反対咬合(受け口)は早期治療

下記に当てはまる項目が多いと骨格性の反対咬合(受け口)の可能性が高いです。できるだけお早めにご相談ください。
下の前歯が上の前歯の外側にある
前歯+乳犬歯まで(計6本)が反対
奥歯のかみ合わせも受け口傾向
血縁関係に受け口の方がいる
横顔がストレート~凹型
反対咬合(受け口)は原則的に早期治療が望ましく、長期にわたって継続的に治療・管理が必要です。キッズ&ファミリー歯科ではなるべく負担が少なく治療開始ができるよう毎月のメンテナンス時に受け口治療を行なっております。

矯正治療の時期は、大きく2つに分かれます。

お子さまの矯正治療は、時期ごとに「I期治療」と「II期治療」に大きく分かれます。「I期治療」は、乳歯列期や歯が生え変わる混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なうもので、上下の顎のバランスを整えるための矯正装置を装着していただきます。将来、永久歯が正しい位置から生えてくるよう充分なスペースを作り、上下の歯がしっかり噛み合うように調整していきます。
I期治療
混合歯列期
約6~11歳
個人差がありますが、時期は約6歳~11歳。乳歯列期や歯が生え変わる混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なうもので、上下の顎のバランスを整えるための矯正装置を装着していただきます。将来、永久歯が正しい位置から生えてくるよう充分なスペースを作り、上下の歯がしっかり噛み合うように調整していきます。
Ⅱ期治療
永久歯列期
約11~18歳
個人差がありますが、時期は約11歳~18歳。「I期治療」を終えた後、永久歯が生え揃った時期にスタートします。「I期治療」によってきれいに永久歯が生えた場合、矯正治療は完了となりますが、仕上げとして調整が必要なときには、大人の矯正と同様にワイヤーブラケット装置を使い歯を動かしていきます。I期治療での矯正により、II期治療は簡単な矯正治療で済むこともありますが、顎の成長には個人差があります。成長期が終わる18~20歳ごろまで、矯正期間を長期的に見ながら観察していく必要があります。

お子さまが治療を嫌がらない工夫。

小児矯正をスムーズに進めるためには、お子さまの協力が必要不可欠です。矯正期間はたいていの場合年単位に及びます。矯正装置や顎骨を調整する拡大床などの装着がストレスになると、取り外せるものは自分で外してしまう可能性もあります。そうなると、計画していたような効果を得られません。
当院ではお子さまが嫌がらずに治療を受けられるよう、お子さまの視点に合わせて話を聞いてあげたり、お子さまが話を聞いてくれるタイミングで矯正のメリットを伝えたりします。お子さまが通院したくなるよう、明るく接することも忘れません。
お子さまが治療を嫌がらない工夫

矯正治療の流れ

1
初診
カウンセリングを行ない、お子さまの歯並びについてどのようなお悩みをおもちか伺います。また、担当医からも小児矯正がどのようなものか説明いたします。不明点がありましたら、どのようなことでもお聞かせください。(初回無料です)
2
精密検査
お子さまの口内を検査・資料取りをします。見た目だけではわからないところで、余分な歯が埋まっていたり、将来生えてこない歯が見つかったりすることがあります。歯や顎の状態を詳しく調べて、安全に矯正治療をスタートできるか判断します。

・レントゲン撮影、CT撮影、口腔内写真撮影、模型製作、顔貌写真撮影
3
診断
矯正治療を始められると診断された場合は、今後の治療計画やご家庭でのケアの方法などについてお話いたします。口内の状態によっては、治療をスタートする前に虫歯の治療をすることがあります。
4
I期治療
上下の顎のバランスを整えるための矯正装置を取り付けます。そのほか、不正咬合に応じた矯正装置を装着する場合があります。ご家庭で矯正に必要な時間だけ装着しながら、定期的に当院へお越しいただき装置の負荷を調整します。
5
保定・観察期間
矯正治療が終わった後も、歯が元の位置に戻ろうとします。それを防ぐため、歯を安定させるための保定装置を装着します。永久歯列が生え揃うまで定期的に通院していただき、永久歯が生える位置などについて観察します。
6
II期治療
「I期治療」によってきれいに永久歯が生えた場合、矯正治療は完了となりますが、仕上げとして調整が必要なときには、大人の矯正と同様にワイヤーブラケット装置を使い歯を動かしていきます。I期治療での矯正により、II期治療は簡単な矯正治療で済むこともありますが、顎の成長には個人差があります。成長期が終わる18~20歳ごろまで、矯正期間を長期的に見ながら観察していく必要があります。
矯正は保護者の協力が必要です。
矯正治療中は複雑な装置をつけるため、歯を磨きづらくなる場合があります。
取り外し可能な場合でも、矯正期間中は清潔な状態を保っていただきたいと思います。ご家庭でも、お子さまと一緒に歯の衛生状態などを日々チェックしてください。
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